手放すと

4月頃からクライアントのご紹介で、もともと脊柱管狭窄症をお持ちで、その上にぎっくり腰になられたクライアントがおられました。

ぎっくり腰が発症してから、一ヶ月程、カイロ、整体、鍼灸、どこに行っても痛みが取れず、背中を丸め松葉杖をつきながら日常生活を過ごされていたのですが、一度目のセッションで丸まっていた背中がまっすぐ伸ばせるようになり、松葉杖なしでもほぼほぼ歩けるレベルにまで回復されました。

で、3回セッションを行い、ご本人もセルフケアを励んでいただいていたので、身体的にはもう回復していてもおかしくなかったのですが、それでも痛みが取れない。

何か怪しいなと思って判定をしてみると出てきた答えが『事業』でした、なのでそのクライアントに『事業に関して、何か恐れていたり、不安なことなどありますか?』と尋ねました。(そのクライアントは間も無く独立開業予定の方だったので)

で、その時は『いや〜特に心当たりはないんですが』と仰っていたのですが、つい2日前、5回目のセッションに来られた際に、インターホンの画面越しに明らかに元気そうなご本人がおられました。

で、話を聞いてみると『実は痛みが完全に消えたんです!で、何が理由かと言うと以前舘﨑さんに言われたとおり事業のことで痛みが出てたみたいなんです!』

と側から聞いたらめちゃめちゃ怪しいやり取りだと思うんですけども、本当にこれが原因だったんです。

聞いてみるとある事業を始められる際に、ご本人が納得いっていなかったことが一つあったのですが、人間関係のなりゆきで始めなければならず。

それが、ずっと心の中で疼かれていたようなのです。

何度かやめようかと思われたようですが、腰もやられ、落ち込まれていたので、なかなか、ご本人の中で意思決定が出来なかったようなのですが、身体が段々と回復されご本人の中でも決断の出来るタイミングがやってきて、セッションの23日前に、その事業を手放されたとのこと。

それによって腰痛がなくなったのです。

これで晴れて卒業となり、ご本人も事業に専念できるようになりました。

目出度、目出度。

え?でも、全然腰痛と関係ないじゃん?って思えるじゃないですか?怪しいですね。

でも、そういうものなんですよ。

もちろん身体的な問題で発症していることも往々にしてありますが、心理的な面がとてつもなく影響を及ぼしていることはよくあることなのです。

ここにご本人が気付き、自分でアプローチしないからいつまでたっても治らない。

こういったケースはよくあります。

で、ご本人が原因に気づかず、こちら側に依存させたままだと永遠に通い続けるだけになってしまう。

そういった機会を少しでも減らすために、なるべく依存させないようにセッションをおこなうように常々意識しています。

最短でご本人に治していただけるように。

まあ『なんのこっちゃ?』と思われるような本日のブログでしたが、世の中にはそういった症例もあるんだなと知っていただければ十分です。

もちろんこれ以上に大変だったり、変わった症例もあったりするのですが。

それは、またおいおいに

ではまた

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