【本質とは何か?】

神戸、三宮で40代女性のダイエット専門パーソナルトレーナーとして活動しておりますRICHBODYの舘﨑です。

 

今朝も早朝からビジネスミーティング。

水曜日は4時起きが当たり前になり改めて習慣化の素晴らしさと恐ろしさを身に染みて感じる水曜日の始まりです。

 

私達がビジネスミーティングを行なっている会場が、三宮の旧居留地にあるオリエンタルホテルを利用させて頂いています。

落ち着いた佇まいに気品のある装飾が私自身とても気に入っており、17階のレストラン、カフェは考え事する時に使わさせて頂いていて、お気に入りの場所です。

エントランス前にはクリスマスツリーが

もうそんな時期ですね。

 

毎回のビジネスミーティングではメインプレゼンテーションという機会を設けており、週に一回お一人10分を使ってご自身のビジネスの内容、そのビジネスを始めたきっかけ、プライベートなことなどを発表されます。

 

本日のメインプレゼンテーションはプルデンシャル生命で営業所長をされている角岡正章(つのおか まさあき)さん。

営業所長とは優秀な人材をヘッドハンティングし、一流のライフプランナーに育てあげていくことを主な業務とされています。

 

一言に言ってしまえば簡単ですがお客様から保険を預かるということは万が一に供えて万全の策を打つのがライフプランナーの役目、そして『優秀な』という言葉が付くくらいですので、既に何かしらを別のお仕事をされている訳です。

そのお仕事を辞めて頂いたうえで、ライフプランナーになって頂く、プルデンシャル生命はフルコミッションの体系になっているため、もしもお客から保険をお預かりする事がなければ収入は0になってしまう訳です。

そう考えると多方面で非常に非常に責任の重いお仕事なんだなと、所長の方々とお会いするたびにいつもそのことを感じさせられます。

(周りにプルデンシャル生命の方が多いため)

 

そして、今日の角岡さんのメインプレゼンテーションはパワーポイントなども一切無しで、ご自身がなぜ営業所長という立場になられたかを語られました。

とあるお客様のご紹介で別の保険に入られている、あるご夫婦の保険内容を見る機会があったそうです。

そのご夫婦は豊岡に住まれており高校生のお子さんがおられるのですが、子供さんはサッカーが好きで、強豪校に入るため九州のへ在学されているとのこと。

あまり余裕はない状態とのことでした。

 

そして、保険はご夫婦の友人の銀行員から加入したということ。

保険の内容を拝見させて頂いたところ高額な費用を払っている割に殆どが学資保険で、ご主人が万が一の際の保証がほぼなかったのです。

角岡さんがそのことを伝えると、奥様はすぐさまその銀行員の友人に内容を確認しました。すると驚きの返事が・・・『そんな簡単に死なないでしょう』という発言だったのです。

 

二人とも空いた口が塞がらず『主人と一緒に話を聞きたいです』と角岡さんに対して奥様が懇願され

後日、改めてお会いする手筈となったのですが、当日、ご自宅に伺ってみると玄関口で『あなたの顔なんて見たくない!!帰ってください!!』と、ご主人に激怒されとてもつもない勢いでお家から追い出されたそうです。

頭の中が混乱しつつも、ここは帰るしかないと判断した角岡さんは一旦、お客様のご自宅を後にすることになりました。

 

そして、その日の夜に知らない番号から携帯に着信がありました。

電話の相手はなんと激怒されていたご主人だったのです。

開口一番

『今朝は申し訳ありませんでした』と

 

そして、そこから衝撃の言葉が続くのでした・・・

『実は私、癌なんです。それも末期の。肺から始まり身体中に転移し、医師からは余命3ヶ月と宣告されています。妻にはまだこの事を打ち明けられていません・・・私がいなくなったら妻や子供は今までの様な生活をさせられる事ができません。なんとかしてあげたいです。こんな私でも入れる保険はあるでしょうか?』と

ご主人は号泣しながら電話口で話をされた様です。

その話を聞いて角岡さんも溢れる涙を止めることができなかったと・・・

当然、その状態ではご主人が入れる保険は皆無でした。

その後、ご主人は残念ながら亡くなられてしまい。

奥様はダブルワークの身となり、お子様も夢を諦め働きに出られるという形になったそうです。

 

この時に角岡さんは『もっと自分が早く出会えていれば、こんなことにはならなかったのに!!!』と猛烈に自分の不甲斐なさを感じると共に、手数料だけを目当てに保険を提案するプランナーが多い、この業界に激しい憤りを感じたのでした。

『でも、俺一人ではどうすることもできない。もっと同じ志を持った人達を作っていく必要がある!!』収入のことを考えるとプランナーの方が圧倒的に良いと言われているこの業界で、角岡さんは二度とあんな事は起こさせないと強く決意し、この悲しい出来事があったことで角岡さんはライフプランナーから営業所長へと転身されたのでした。

話しの中で角岡さんは『多くのライフプランナーは、自分の手数料だけのことを考えて、お客様の人生を守るという本質を忘れている!!』と強く訴えかけられていました。

 

この話を聞く中で、改めて自分は本質を忘れずに、トレーナー業を行えているだろうか?と問うことができました。

お客様の体型を変えることは当然ですが、その先にあるものを自分はちゃんと提供できているのか?と

答えはすぐに出る訳ではありませんが、その問いを持ち続けながら生きていくことで、この先の自分の行動、未来は確実に変わっていきます。

今の自分は正しい道を歩んでいると思っていますが、それが本当に正しいかどうかもわかりません。

しかし、正しければ必ず応援してくれる方が多く現れると感じていますし、現状多くのお客様と、応援してくれる仲間がいます。

お客様、今の環境、そして、そういったことを思い直させてくれる仲間がいることにも感謝しながら、一人でも多くの方々に貢献していくために、日々精進し続けていきたいと改めて思えた一日でした。

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