神戸、三宮で40代女性のダイエット専門パーソナルトレーニングを行っているRICHBODYの舘﨑です。
ダイエットを行う際に激しい運動や、過度な食事制限を行う方を見かけられますが得策ではありません。
ダイエットは意外と『こんなことでよかったの?』という灯台下暗し的なことが多いものです。
その一つが【食事中にしっかりと噛んで食べているかどうか?】ということです。
え?そんなこと?
と思われそうですが、これが非常に重要なのです。
そもそも【噛む=咀嚼】にはどんな効果があるのか?ということを今回は見ていきましょう。
しっかりと咀嚼することで、唾液が分泌されます。
この唾液の中にはアミラーゼという成分が含まれています。
このアミラーゼがでんぷん質を糖に分解します。
でんぷんが糖に分解されると甘みを感じやすくなるのですが、この甘みを感じると膵臓(すいぞう)からインスリンが分泌され、糖を各細胞、器官に取り込んでくれ、血糖値はスムーズに下がっていきます。
しかし、このアミラーゼの分泌が不十分でいると、上手く糖に分解されず甘みを感じにくくなりインスリンの分泌が遅くなります。
すると血糖値がある程度上がった状態になります。
すると身体は焦って膵臓からインスリンを必要以上に分泌させてしまいます。
分泌され過ぎたインスリンは、せっせと糖を脂肪に変換し蓄積していってしまうのです。
この流れを防ぐためにもしっかりと噛む=咀嚼することが重要になってきます。
しっかりと咀嚼することで、唾液が分泌されアミラーゼと混ざり合います。
そうすることで過剰な血糖値の上昇も抑えることが出来、尚且つ、満腹中枢も刺激され、必要以上に食べなくてもお腹が満たされる様になります。
早食いはこの逆であまり噛まずに飲み込むことでアミラーゼの恩恵を受けることが出来ず、血糖値も上昇しやすくなり満腹感も得られず、食べる量が増えてしまい肥満へと繋がりやすくなってしまいます。
この状態を防ぐためにも【しっかり噛む】ということを正しく行なっていきましょう。
一口最低でも30回は咀嚼して頂きたいです。
今まであまり咀嚼していなかった方は、いつも以上に満足感があることに気づかれるかもしれません。
身体は一生ものです。
生涯理想的な体型を維持するためにも、ダイエットの際の手法はなるべく極端なものではなく、日常的に継続出来る方法が得策です。
日常を見返していく中で意外な点が落とし穴になってしまっていて、そこを埋めると面白い様に身体が変わることはよくあることです。
今回の咀嚼に関しては、特に何も道具などは必要ありません。
ただ【噛む】だけです。
普段早食いの方で体型にお悩みの方は、是非一度見直されてみてください。
それでは、また